『あ…あたしは大丈夫……だけど、翔が…!!』




翔は何も言わずに、足を引きずりながら、あたしをそのまま事務所へと連れていった。







『翔…か!いくら慌てても、あそこでは店長じゃなきゃ駄目だろ?それより……華恋、どうした…?』





『ちょっと…風邪気味なだけ…。それより足!見せて…!!』




翔の足を見ると、赤く腫れ上がっていた。







『どうしよぉ…あたしのせいで…。腫れちゃってるよ……。すぐに、病院に行かなきゃ!!』