-- 次の日。----- あたしはお昼頃に目を覚ますと、皆の姿はなかった。 『おはよ、起きた?』 キッチンでお茶を入れていたのは、翔だった。 『ごめん……』 あたしの言葉に、翔は笑顔で自分の口元にしーっと、人差し指を立てた。 『田崎くんは、会社に行ったよ。で、皆は華恋を起こさないようにって帰っていった。西野くんはあそこの部屋で、仕事してるよ!』 『潤悟は、帰んなかったの?』