『仁がもしも、あたしや子どもから離れたいって思った時、仁には悩んでほしくない。自分の好きなように生きてほしいの!いつも翔に、迷惑ばかりかけてるのはわかってるよ?でも、これはあたしが決めたことだから。』 あたしはそう言って、部屋を出た。 『華、どういうこと…?』 すると、ドアの前には仁が立っていて、 『田崎…くん……!!』 翔が呼び止めるのも待たずに、あたしは仁の部屋へと連れてこられた。