あたしは、潤悟が寝たあと、母に電話をかけた。 『おめでとう。』 『久しぶりに、そっちにも帰らなきゃだねぇ!春頃にでも顔出すからねぇ~。』 『元気にやってるみたいね。』 『うん。春頃行く時にでも、また連絡するねぇ!』 あたしは、自分のお茶を入れながら母に言葉をかけた。 『連絡は、してこなくていいよ。』 母から返ってきた言葉に、あたしは耳を疑った。