『子ども……本当に仁兄の子…?』
『な、何言ってるの……当たり前…でしょ?』
『そっか……そう…だよな…。まさか、潤兄の子なわけないもんな…。子どもが産まれたら、面倒見てあげるよ!俺はずっと潤兄に甘えてきたから、今度は俺が面倒みてやるんだ!』
『頼もしい…お兄ちゃんがいて安心だねぇ!』
あたしは、拓巳くんに向かって、笑いかけた。
あたしの幸せは、こうやってあたし自身の手で作っていくもんだよねぇ…。
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