-- 6月中旬。-----




『俺、今日は仕事だから、赤堀と日高に何でも頼めよ、無理はすんな。』





『うん…!行って…らっしゃい~。』





『あぁ。鍵は渡してあるから、寝てな!行ってきます。』




あたしの具合は日に日に悪くなり、ほとんどベッドで1日を過ごすようになっていた。



翔がいない日は毎回、赤堀と日高が来てくれていた。







『華恋さん、大丈夫…?!』





『ごめん……由美にも…たまに来てもらうようにするから……。』