『いや…』 『何で…最近まで上手くやってたんじゃ……』 『ごめん……俺も…結婚の約束して、安心してたからさ…まさか何かあったからって、勝手に出て行っちゃうと思わなくて……。』 2人の間に沈黙が続いた。 『とにかく…なんとか見つけ出して……華恋のこと、頼む…。結婚する時には、お祝いしに行くからさ。』 『あぁ………必ず見つけるから!ありがとな……じゃあ。』 仁と有沙は、しばらくうなだれていた。