『学校の友達っ!』

『ふ〜ん』

 唐松さんは俺と慎をじろじろ見た。
 俺は何だか恥ずかしくて、目を泳がせた。



『直樹どうしたのよー?』

 アパートの中から声がした。

『真奈美とその他が来たんだよー!』

 唐松さんはその声に答えた。

 その他って……俺達の事!?

 俺が軽くショックを受けていると、中から女性が出て来た。

『真奈美ちゃんじゃない!! 久しぶり〜!』

『靖奈さぁん!!』

 靖奈さんと呼ばれた女性は、長い茶髪を緩いみつあみで2つにまとめていて、結構肌の露出された服を来ていた。

『この人は直樹の彼女で、舞鶴靖奈さん!』

 葛西が言った。

 か、彼女!?

 見たところ靖奈さんはスタイル抜群で、特に目につくのは……ふくよかな胸。
 そこらのグラビアアイドルより大きいかもしれない。
 胸元の開いた服が、さらに胸を目立たせている。

『おい、どこみとんじゃい』

 すかさず唐松さんが、俺の目線に気付き言った。

「なっ、何も」

 慌てて目を逸らした。
 千秋まで冷たい目をして俺を……。

『椿くんは、巨乳さんがお好み?』

 千秋がいつもとは違う低い声で言った。

 ひぇ〜っ!