「なんて、言うん?」



そう聞くと、君は自分のボールを握り締め、柔らかな笑みを浮かべて言った。








「野球は、好きか?
……そう、聞くんよ。」






きっと君はいつだって、もちろん!と答えていたんだろう。




今思うと、すごく、君らしくて笑えるよ。