やっと終わったぁ〜…

一安心だぁ…


終始顔が赤かった(であろう)私は、数学係の仕事をしようと西野と数学準備室へ…



数学で使った教科書や、参考書を西野の机に置く。




これで解放される〜…


なんて思った私が浅はかだった…


ドアの前に立ちはだかる西野。



「…先生?早く教室帰りたい…」



「…………といて」


えっ?!なんつった?


「…考えとけ。授業前に俺が言ったこと…。本気だから。」




えぇぇぇ?!?!



「……あのっ「教室に戻りなさい?」」




……はい。




西野と準備室を出た私は、気まずい空気といつも通りの西野に困惑しながら教室に戻った。





…なんでだろ……
蓮に会いたくない……
顔を見れない気がする………




こんな時に限って現れちゃうのが現実。


私の顔を見て(いるであろう)蓮は、何か言いた気で、昔からの癖の「気になることがあるときに相手を睨み付けちゃう症」がバッチリでてた。


でも、やっぱり顔を見れないわけで……見たくないわけで……


その日はシカトし続けたのは、言うまでもない……