そんな感じで幸せな日が過ぎていた。


『俺、明日から店だから、これからは愛美より帰ってくんの遅いからな…先に寝てろよ?』


『いいよ、帰ってくるの待ってるから、ねっ?』


明日から圭輔の店がオープンする。



今日は仕事が終わってから真っ直ぐ帰ってきた。


早めにベッドに入り、向かい合って寝転んでいる。


圭輔が私の髪を撫でながら話していた。



『起きてられると気になって嫌だから、寝てろよ!』

圭輔は少し強い口調で言った。


『…わかった。ねぇ、私…明日お店行かなくていいの?』