それから私達は毎日、

店でも、仕事が終わってからも

一緒にいるのが当たり前となった。


ボーイさん達も、女の子達も、


羨ましそうな顔で私の事を見ていた。


私は優越感に浸っていた。


梨花さんが店で話し掛けてくれるのは私だけだった。


お客さんからは、飼い主と犬だって言われてた。


私は犬でも何でもいいから梨花さんの傍にいたかった。