私はそう言ってロッカーに戻った。
(やったー!やったー!)
私は完全に舞い上がっていた。
ロッカーで着替えていると他の女の子達が話掛けてきた。
『愛美ちゃんって、梨花さんと元々知り合いかなんかなの?』
『いえ…違いますけど…?』
『そうなんだ…梨花さんって近寄りがたくて…どう接していいかわからなくて…』
(みんな仲良くなりたいのかな…せっかく私が仲良くなったのに…)
私は独占欲が強かった。
欲しいものは手に入れなきゃ気が済まないんだ…。
(やだ、他の女の子と仲良くしちゃ嫌…)
梨花さんがロッカーに入ってきた。
『じゃあ、行こっか。』
梨花さんは他の女の子に目を向けず、私だけを見てくれる。
『はいっっ!!』
それが嬉しかった。