『いらっしゃいませ、愛美です』 お客さんと話していると、梨花さんが店内に戻ってきていた。 私の顔を見てニコッと笑ってくれた。 私はテーブルの下で小さくピースしてニコッと返事した。 (梨花さん…電話、洸太って人からだったんだ…良かったなぁ) 接客中もずっと梨花さんの事ばかり考えていた。 姿が見えると目で追っていた。 仲良くなりたい。 そんな事ばかり思っていた。