梨花さんをずっと見ていた。

まるで片想いでもしてるかのようにドキドキしていた。


梨花さんはナンバー1なのに、人と接するのが苦手なんだと思う…。


見た目が綺麗でスラッと背も高いから、

どうしても近寄りがたい印象を与えてしまうのだろう。



梨花さんが切なそうな顔をして外の景色を眺めていた。



『あ〜梨花さん、今もしかして彼氏の事考えてましたぁ?』


私は必死に会話のキッカケを探していた。


『ぶっ違うよっ!なんで?』


梨花さんは驚いた顔でそう言った。