《おはよぉございまぁす》 次の日、私はキャバクラへ向かった。 働くのは良恵さんのスナック以来だ… 『エミちゃん、源氏名考えて来てくれた?』 キャッチの男の子がすぐに聞いてきた。 『あっ…』 『忘れちゃった〜?じゃあ、どうしよっか〜?』 『あの〜愛美のままでいいです』 『ホント?じゃあ愛美ちゃん、よろしくね』 『はい、よろしくお願いします』