《ピンポーン》


真っ暗な静かな部屋に、

今度はインターホンの音が響いていた。



(…圭輔、帰って来ちゃったのかな…?それとも、真田さん?)



私はインターホンに出る気にはならなかった。


モニターに映し出される顔を確認する事もしなかった。




しばらくしてインターホンは止み、

ホッとしていると、



今度は直接、部屋のベルが鳴った。