一人になった部屋に大きな溜め息の音だけが響く。 (圭輔に早く話さなきゃいけないのかな…圭輔に話す前に、梨花さんにも聞いてもらわなくちゃ…) 今日こそ話そうと決心して、 私も店へと急いだ。 店に着くと、梨花さんも来ていた。 いつものように非常階段へと向かった。