《おはよぉございまぁす》

毎日のこの挨拶にも馴れた。

何とか遅刻しないで店に着く事が出来た。



『おはよ〜、あれ?愛美ちゃん夜更かしした?顔が疲れてるよぉ〜!愛美ちゃん最近、お客さんの人気あるんだから気を付けてよ!』


ボーイさんとも仲良く話せるようになった。



『夜更かしって…じゃあ帰って寝ようかな』


『アハハって愛美ちゃん!今日も頼むよ!』


ボーイさんがポンっと肩を叩く。



寝不足で疲れてるはずなのに、


何故か気持ちが軽くなっていた。



ロッカーに入ると梨花さんはまだ来てないみたいだった。