《ガンッ》


勢いよく開けようとしたドアは鍵がかかっていて開かなかった。


『圭輔くん!!中にいないの??』


梨花さんがドアを叩きながら叫んでいる。



私は、もう諦めかけていた。

(ここまで来たのに圭輔に辿りつけない…)





その時、ちょうど酒屋さんが配達に来た。


私達は事情を話して中に入れた。


(あぁ、良かった…)