「びっくりしたぁ~~」


「それは、俺のセリフだよ!」


彼の名は青山京真。青山財閥の御曹司。私とポジション的にかっぶている。

あっ、そうそう。何で私が、京真の事を知っているのかって??

私と京真は…幼なじみなんです。っといっても、塾が一緒の場所だったり、

昔からパーティであったりとそんな感じなんですけどね。

歳はいっしょだってことは知ってるけど、誕生日とか血液型とかまでは知らない。

「なんでここにいるの??」

「はぁ??フツーに考えればわかるだろ?お前のお祖母様の松崎初音(はつね)さんに呼ばれたんだよ。」

「あ、うん。そうだよね…。ってか、お祖母ちゃんに??知り合い??」

「あぁ~それは、初音さんに気に入られたんだよ。いつも愛歌をかわいがってくれてありがとねぇ~とか言われて。」

「え?マジですか…??お祖母ちゃんが、男の子にそんなやさしいことばをかけるだなんて。ビックリ!!」

お祖母ちゃんは、男の人に厳しいことで有名なんです。それなのになんで京真には、そんなことばを??

「俺にもさっぱりだよ…。あの、大の男嫌いで有名なのに。」