しかしたった1回、目が合っただけで、こんなに
嬉しくなるものだろうか?
ん?でも、何かモヤモヤすんだよな?
あれ?何だっけ?
僕は我に返った。
その瞬間に思い出す。
「おい!!秋本!!!」
「何だよ~。」
「お前はよ~~、もうさ~、何なんだよ~」
僕は頭を抱えて、秋本に言う。
さっき目が合ったのは、秋本が前川に俺の存在、俺の気持ちを教えたから
きっと前川が意識するようになっちまっただけなんだよな~。
目が合って嬉しいような、
秋本のおかげで目が合ったってのを素直に喜べないような、
これからやりずらいような………。
頭の中はいろんな想いが交差して、パニック状態だ。