…じゃあ、あたしは今日から軽音部の一員ってこと?

 「まぁ、翡波って呼んでよ。  
  亜緒って呼んでいいよな?」

 「うん…。」

翡波は小さく頷いて自分の席に座った。

 「翡波が自分から言うのも珍しい
  ね。」

 「…別に。
  明は呼べって言われたから呼んで
  やってんだろ。」

 「はぁ?喧嘩売ってんの?」

…この2人ってもしかして…。

 「2人って付き合ってんの?」

 「「違う!!!」」

そんな怖い顔しなくても…。

 「誰がこんなのと…!」

翡波が感情的になってる気がする…。

眠たい表情とダルそうな表情以外はじめて見た…。

ん?

でも、これだけ感情的になるってことは…。

顔も赤いし…。

翡波って…もしかして…。