目が覚めた。
部屋はまっくら…
体には毛布がかかってて…
えっ?
おにぃはベットで携帯をいじってた。
私は起き上がって部屋を出ようとした。
するとおにぃが
お前の部屋寒いぞ。
うん。
じゃあここにいていい?
いいよ。ソファーやとしんどいやろ
こっちこいよ。
うん…。
私はおにぃの横にすっぽり
はいった。
お前さー。
おかんがいいひんかったら
いつも1人なん?
うん…。
お前ってかわいそうなんかもな…
小さいころから1人おおかったもんな
おとんもいいひんしな。
俺も昔はたいした男違ったもんな。
まっ!今もやけど…。笑
今では片親はよくある話。
私は別に何もおもわなかった。
周りにもお父さんがいない友達
いたし。
おにぃは私の頭を撫でてくれた。
寂しくなったらマンション
遊びにこいよ。
いいの?
えーで どーせ1人やから。
じゃあ今度いく。
そんな話をしながら
おにぃはぎゅーしてくれた。
そのときなんでかいろんな気持ちが
込み上げてきて涙がでた。