20歳も21歳の時も・・・二人並んで笑ってた...



隼ちゃんが作ったケーキを二人で食べていた...




―――22歳の誕生日に貼るはずだったであろう場所が、ぽかりと空いていた。




「・・・ごめんね...隼ちゃん」


その途端、体から一気に力が抜け、その場にしゃがみこんでしまった。





一つだけ空いた・・・場所。



本当だったら・・・22歳の時に二人で並んで、お祝いして写真を撮るはずだったのに





一人だけ残った私。