私の誕生日――20歳の時の



料理だけが得意だった隼ちゃんに作ってもらった誕生日ケーキ


私なんかより・・・全然上手で、美味しくて...。

写真の中の私は涙目でいた。





何かあると隼ちゃんは、いつもカメラで記念撮影するって事は知ってたけど・・・・。



まさか...アルバムにしてたなんて・・・。




「・・・あっ!!」


ふと、写真の横にある隼ちゃんの文字が目に入った。


1つ1つの写真にしっかりと書いてあったのだ。



『さゆのハタチの誕生日!!!!これからも、ぜってぇに幸せにしてやる!!』




「・・・・・隼ちゃん」



“キミ”は・・・何で、こんなにも私の事を・・・泣かせちゃうの?