「えぇっ!!?」



藁をも掴むキモチで柚月さんの顔をジイィィッと見つめると、柚月さんはクスリと笑ってこう言った。





「ドラえもんにこうお尋ねになってください。
レンレンはどこにいますか??…ってね。」





ド、ドラえもん!?




なぞなぞのような柚月さんの言葉に唖然としていると



「私がお教えできるのはここまでです。
今宵この屋敷はクリスマスの聖なる力によって守られています。」


「ふえっ??」


「あなたと蓮の身に素敵な魔法がかかるよう、願っておりますね。」




そう言って。
柚月さんはニッコリと妖艶に微笑んだ。