「こんな場所で、こんな俺に付き合ってくれる優希がつまんない女なワケないでしょ??
優希は最高に面白くて、最高に魅力的だよ。」




レンは私の指に指を絡めて、熱っぽい視線を向けてこう言った。



「キミみたいに魅力的な子、俺初めてだもん。」




ぎゃ~~~……っ!!!!!
ズルイ!!


ズルすぎるでしょう!!
レン~~~~~っ!!!







これ以上ないくらい
最高にロマンチックで
最高なシチュエーションで
私は彼に奪われた




完全にココロの奥の奥まで奪われた。




くそう!!
オタクのクセに!!
キモオタファッション・オトコのクセに!!!!




私は店員さんに持ってきてもらった芋焼酎をお冷のごとく、ガバガバ飲むと



「あはは!!いいね~!!
俺、好きだなぁ~!その飲みっぷり!!」



レンはやたらと喜んで、祐吾さんに次々とおかわりを要求する。


私は貰うお酒にストップをかけず、次々と胃の奥に流し込む。