きらびやかで、華やかな、銀座の街並み。
少しお高めの洋服に身を包んだ私に、究極のオタクファッションに身を包んだアルフレード。
この高級な街には似合わない、異質で異様な風体のアルフレード。
待ち行く人たちは、好奇の視線で私たちをチラチラと見つめる。
でも…
「さっきのお店、いいお店だったね。
気に入っちゃった、僕。」
カレはどこ吹く風で全く何も気にしていない。
――ほんと、不思議な人。
肉食なカレに
草食なカレ
相反する二つの性質を持ち合わせた、カレ
見た目はオタクで吐き気がするほどキモチワルイ、カレの服装。
でも…
不思議とキライになれない
むしろ、もっと知りたいと思う私がいるんだから驚いてしまう。