「それで?
レンとはどうなの??」


「えぇ~??変わらずだよ?
王様と下僕のような関係から抜け出すのがいつの日になることやら…。」





メールと
電話と
デートだけ



たまに手をつなぐかな~、くらいの関係の
プラトニックな関係の私たち。





あの日以来、
キスはおろか
ボディタッチも何もなく
健全な中学生のような付き合いを続けている私たち。





「清いからだのまんま、捨てられたらどうしよう~!!」




最悪のシチュエーションを想像して
哀しくなって、
理子の腕をガシっと掴むと




「ま~、大事に愛を育みなさい。
楽しく優しく、ゆっくりね。」




そう言って
理子はニッコリと微笑んだ。