ひ、ひどい!!
ここまで愛の告白をさせておいて
トモダチ扱いを強いるなんて…!!
非情で
非道な
レンの言葉がムカついて
ギロッと睨むと
「当然でしょ?
優希はそれだけのコトをしたんだから。」
そう言って
どこ吹く風でレンは微笑む。
「ひ、ひどい!!!!」
「なーに言ってんの。
酷い一言で俺のコト傷つけるわ、
飲みすぎて俺にゲロをふっかけるわ…。
優希の言動、簡単に許されるわけないでしょ??」
――は…??
飲みすぎてゲロ???
その一言に、思い出す忌まわしい記憶!!
ホテルでレンとの一夜の過ち!!
そうよ!!
私は私でレンを傷つけたかもしれないけど、レンは私のコト、ヤリ捨てして帰ったんだった!!
酷いのはお互い様なんじゃいのか~!!??
そう気づいた私が、反撃しようと態勢を整えると
「まったく。
飲みすぎて俺の体をゲロまみれにするわ。
嫌がる俺をホテルに無理やり連れ込んで。
挙句に何もさせずに、
自分は真っ裸で寝だすんだもんな~。
アレはマジで萎えたわ~。」
……はい???