スネたスネオ君の仮面の下から覗くのは
人形のように整えられたきれいな顔立ちと
涼しい目。



その顔を見るとなんだかドキドキして落ち着かない。





――うぅ~!この顔、苦手だっ!!!!





イケメンキラーで
イケメンレーダーの持ち主の
私、遠山優希。




三度のメシよりイケメンが好き!!な、私なのに、この顔だけは緊張してドキドキする。






恥ずかしくって、思わず視線をそらすと




「どうしたの??
俺、顔だけには自信あるんだけど??」




フフッと馬鹿にしたようにレンが微笑む。






「う……~~っ!!」





その自信満々な顔に熟れすぎたトマトのような、真っ赤な顔をご披露していると





「か~わい~♪
優希の初恋、俺がお手伝いしてあげるからね~。」





レンは私のほっぺたに、チュッと夜風のようなキスをする。