理子のお誘いから1週間後。

私はハンズで黒地にピンクのフワフワで縁取られた、怪しげな仮面を買った。




「な~んか、エロいわね。仮面って。」




そう微笑みながら、理子はゴールドオンリーのギンギラギンの仮面を手に取った。




「なにそれ。成金っぽいよ?」




親友として一言物申すと、理子はフッと笑ってこう言った。



「いーの。私はコレが気に入ったのよ。」



そう言って、嬉しそうに仮面を購入する、理子。




いい年した女が嬉しそうに仮面を選んでいるサマはよほどおかしいらしく、さっきから横目でちらちら見られている。




だけど…
どうやらお仲間のような、仮面物色を始めているオンナノコもちらほらと現れている。





そんな彼女達をみて、


「絶~っ対、あの子達も仲間だわよ??」


理子はフフーンと意味ありげに微笑んだ。