そんなことを考えていると、レイヤが隣に座っているのに何だか寂しくなった。
「…………。」
私はそっとレイヤの肩に頭を乗せ、身を委ねた。
なんだかそれが心地よくて、目を閉じる。
「……エ、エリコ?」
普段こんなことしない私に驚いているレイヤ。
少しは甘えさせろ、バーカ。
そんな思いで、頭をぐりぐり押し付けた。
あー、好き。
「ちょ、どうしたん? 今日めっちゃ可愛いねんけど……、」
「んー………、」
眠たくなってきた目を開けて、すぐ近くにあるレイヤの顔を睨む。
ま、上目遣いなってるけどね。
「アカン、それはアカンって!」
一人悶える、レイヤ。
レイヤは私の上目遣いが好き。
それを知っててやる私は、確信犯。
最近気付いた、レイヤへの感情。
まだ恥ずかしくて“好き”って言えないけど、
もっと私に溺れてよ。
早く、言えたらいいのにこの気持ち。
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