ニコッ

『なんだできんじゃない』
「は?」

カツカツカツ

フワッ


朝日の元に近寄り頭を撫でる



『あたしの言葉に
それだけ言えるのなら
あんたはもうあいつらを
心から信じられてるじゃない。
あんたが一番信じてなかったのは自分よ。
ただ認めるのが怖かっただけ
あんたは銀龍をなによりも信じてる。
他の人を信じるのはこれからゆっくりやっていけばいい。
ただ自分の事を…
自分の心をもっと信じてあげなさい。
あんたが信じた人達なんだから裏切るなんて絶対にないわ。
あたしはあんたを…
朝日を…
朝日が信じた人達を信じてる』


「…琉那…」

ツゥー

朝日の瞳から一筋の涙が伝った