「桜さん。いや、桜様に謝らなくては」

「校長!何、様をつけていらっしゃるんですか?」

教師はそう言った。

「桜 麻子様は、桜財閥のお嬢様だ。無礼な事をしてはいけない。本当に失礼しました」

そして、校長先生が頭を下げた。

「申し訳ございません」

それに、教師も頭を下げた。

どうゆうこと?

「今から部屋を広くするので、ご機嫌を良くしてください」

校長先生が麻子にそう言った。

「そう。なら横の、509号室と部屋をくっつけて頂戴!」