「うん」

「麻子ね、メリーゴーランド乗りたいな♪」

「やっぱり麻子って可愛い事、言うな!」

新羅が笑って麻子の髪を撫でた。

「へへっ♪そう?ただ、子供っぽいだけだよ」

あたしから見たら2人はカップルにしか見えない。

「どうかした?綾羅ちゃん」

龍が、あたしの隣に来てそう言った。

「ううん。何でも無いよ。麻子が可愛い事、言うなぁって思って」

「そう?なら良かったけど」