あたしは絵美の言葉が理解できない。

「あんた本当に分かってないの?」

「そうだよ!何の事か分からない」

「はぁ。あんたは・・・初恋したの!」

「は、初恋?」

「そうだよ!あんたは今まで恋愛経験ゼロだったけど、やっと恋愛って事が出来るようになったんじゃない!」

「あたしが・・・初恋」

「で、相手は?」

「相手は席が横の男子・・・」

「そりゃぁラッキーだね!まぁ頑張って。じゃ」

そう言って絵美は教室に戻っていった。