「そうかなぁ?」

「絶対そうだよ!以外、以外!!」

「ふふっ。綾羅ちゃんって面白いのね」

「ねぇ、麻子ってお嬢様育ちなの?」

「えっ?どうして?」

「だって喋り方とかさぁ、お嬢様っぽいから」

「麻子はお嬢様育ちだ!超、父親が偉い人なんだ」

新羅がそう言った。

「へぇ~。なのに、あんたみたいな男と幼馴染なんてねぇ。麻子可哀想!」

「お前なぁ!」

「そんな事、ないよ。翔はいっつも、私を助けてくれるもの。」