「あの~。」

「あ、あたし?」

前の席の女の子が喋りかけてきた。

「うん。私、桜 麻子って言うの。友達になってくれないかなぁ?」

「えっ?あたしで良いの?」

「当たり前じゃない。お名前は?」

「白川 綾羅」

「宜しくね。綾羅ちゃん」

「宜しく。麻子ちゃん」

「私の事は麻子で良いよ。」

「あっ!じゃぁ、あたしも綾羅で良いよ」