「おい 桜!」

名前を呼ばれて振り返ると
麗が立っていた。


『あかりにあげた?』

「いや まだ。」

『そっ... じゃあ第三ボタンちょうだい?
第二はあかりにあげて?』

笑顔でそう言うと

「嫌だ 」


そう言って麗は乱暴に
制服から第二ボタンをちぎった

「第二ボタンは 桜にやる。」