「~~……っ!!!」



先輩の指が触れたところが熱い。


私が声にならない叫び声をあげると、先輩は楽しそうに笑い、

コツンとおでこをくっつけた。



「……しちゃ…ダメ?」


「…!!」



ドキンッと胸が大きく跳ねる。



上目遣いで私を見つめる夏輝先輩。

それはやけに色っぽさを含んでいて、頭がぼーっとしてしまうくらい。



(イヤじゃない…。イヤじゃないけど……)