「―…ルイス」

「春奈」





ルイスは私の手を取り引き寄せるとどちらからでもなく、誓いのキスをした





「春奈、幸せか?」




「幸せ…ルイスは?」


「春奈がいてくれれば
それだけで幸せだ…」


「私も」





―――――…


そして、私とルイスは城のバルコニーに移動し魔界の国民達の前に立った…



その瞬間、国民達はお祭り騒ぎで凄い事になっていた


が…


「静まれ…」



ルイスがそう言うと静まりかえってしまった



「今、春奈を私の妃にすることを宣言する!」


「「ウォォォォ」」


「そして春奈を幸せにし 、初代魔王とエレン姫より愛し、愛されるとここで誓おう!!!」




「「「ワァァァァ」」」



「っ、ルイス」


「泣くな、喜べ!!」



「うん…!」


―グイッ


「っんぅ…!!」


私を抱きしめルイスは皆の前で激しいキスを落としてきた



「……ん、やぁ……」


チュッ…

リップ音をならしルイスは満足げに離れた



国民達はみんなうっとりと私達を見上げていた…


「ッ!!!!!~」



「皆の者、我が妻に惚れぬよう注意しておくがいい!!!」



国民達はまたお祭り騒ぎをし、上辺だけの祝福じゃなく心から祝ってくれた…



「………ふぅ―

皆さん!本当にありがとう!!」




その場は拍手と祝いの言葉で染まっていたのだった…