「謝らないで!?

シェリーがいつも傍にいてくれたから助かった所もあったから……

ありがとう…シェリー」


「春奈様…」


嬉しそうに微笑むシェリーに良心がいたむ…





「では、何かございましたらお呼びください」


「分かったわ」




―バタン




ごめんね、シェリー…
やっぱり気になるんだ








私はとりあえず、庭に行く事にしてみた






―――…


「どこかに抜け道とか
ないのかな」



幼い頃のルイスが外に出れたんだからきっとあるはず…




そう思い、庭を探索していたら…



周りの緑と同化しているが僅かに板のような物を見つけ、草をどかすと古びれた扉があった…






「開くかな?」


扉にかかっている草を
全部どかし押してみると









「開いた……」




随分と使われていないで あろう扉は簡単にあいてしまった







扉の外は鬱蒼と木々が
生えており薄暗い森だった…


どの方向に進めばいいのかなんてわからなかったが、勘で進む事にする