「…ありがとう、大丈夫だから」



まだルイスから離れたくなかったがそろそろシェリーが来る頃だろうと思い少し距離をおく


そしてタイミングよく…


「おはようございます。ルイス様、春奈様」


いつもの笑顔でシェリーが来てくれた




「ああ」

「……………」


「春奈、まだ眠いのか?」


「ううん…

なんでもないの」



「そうか…」


私の頭を撫でるとルイスは部屋を出ていった



「春奈様、本当に大丈夫でございますか?」


「うん」




シェリーは納得していないようだったがなにも聞かないでくれた






―あの夢が過去だとしたら、森の中の小さな小屋や村があるはずだ


けど、どうやって確かめよう…


私は悩みながら食事をすませた――









―――――――

時間が経ち、午後のティータイムをシェリーと二人でくつろいでいた…



「ねぇシェリー」

「はい」



「少し、1人にさせて
もらえる?」


「―…はい

やはりなにか悩み事ですか?」


「そうじゃないわ!

人間界では1人で過ごす 事が多かったから久しぶりに1人になりたいなって…」



「そうでしたか!
気づかずにいて、すみませんでした…」