私も恥ずかしくなって
顔を俯いてしまった
「……お二人共、恥ずかしがっていては遅れてしまいます」
シェリーの言葉に余計恥ずかしさが襲うが、
「わかっている………
行くぞ」
私は黙ってルイスについていく事にした
長い廊下を歩いていると ルイスが立ち止まり振り返ると…
無言で私の腕をとり自分の腕にまわさせて再び歩き出した…
「…………?」
「離れたままだと不自然だろう…」
「そっか…」
未だ無表情なルイスだが私の歩幅に合わせて歩いてくれていて嬉しくなった
「俺と腕を組むのは
嫌か…」
「…嫌じゃ、ない」
「…そうか」
私は心臓が壊れそうな位 ドキドキしている
ルイスが好きとわかって から前よりもドキドキが激しくなった
そうしている内に舞踏会の会場につき大きな扉の前でルイスは言った…
「何を言われても前だけを向いていろ
弱い所を相手に見せるな…」
「うん…」
「俺の傍から離れるな」
「うん」
そして私達はホールの
中へ入っていった―――