コンコンッ!



「直樹いる〜?」




そんな私の思いとは真逆のテンションでドアをノックしたのは……



オーナーの柴崎さん。





「あれ!?お取り込み中だった!?

……もしかして邪魔しちゃったかな〜…。」




ドアから頭だけ出した柴崎さんは気まずそうな表情。



「今告白の返事待ちなんですけど…!

どうかしました?」



「いや…。

下のパーティーが予定より長引きそうなんだ。

直樹にカウンター入ってもらおうかな〜なんて思って…。

でも彼女いるならいいや。」




「……やりますよ!」



柴崎さんが頭を引っ込めようとした時、直樹さんはそう言った。





えっ!



いや…私がいるんですけど!



下行っちゃうの!?




「そのかわり、こいつもいいですか?」



人差し指の指す方向は……



私!?