「二回戦目いっとく?」



耳元で優介が囁く。




「えっ!」




そんなこと言われてもなんて返せばいいの!?



いやじゃないけど素直にうんって言うのもすごく照れる…。




黙って俯いてると



「決まりな!」



って私の顔を覗き込んでニカッて笑った。



うわぁ!その笑顔反則だよ!



優介、自分がかっこいいこと自覚してるのかなぁ…。




なんか私やられっぱなしだ…。





悔しくてもどかしくて……




繋いでる手を強く握り返した。