「千佳早く!」



一気に階段を上がった陽菜が私をせかす。





「ちょっと待って!」




陽菜張り切り過ぎー!





教室一番乗りを狙ってる私達は、教室から別校舎の4階へ向かって走っていた。



足がフラフラしてきた…。


今日は朝から忙しかったからなぁ…。





陽菜は私を置いてどんどん行ってしまった。


ひどい…。


親友より男が大事なの!?