ハァハァハァ………。


ま、間に合ったぁ!


家で制服に着替えてチャリでばく走したら学校に5分前に着いた。


暑い……!



11月とはいえ今日の私にはよすぎるぐらい朝から晴天。



昨日の夜からしっぱなしのメイクを直しながら廊下をパタパタ走った。



ハァハァハァ………。



教室の前で呼吸を整えてる私。



とりあえず遅刻はまぬがれたけど教室になかなか入れないでいた。



昨日はあんなに会いたかったはずなのに、今はなんだか会いたくない。


ドアの向こうには優介がいる。



どうやって昨日の事を切り出そう?


電話のこと、きっと知らないよね。


女の正体はまだわからないままだし。



この学校の生徒かな?


他の高校の人かもしれない。


いや、年上か…?


優介ファン多いしなー…。


もう検討つかなくなってきたよ。


ってゆうか浮気したのは向こうなのになんで私が気を使ってるんだ…??
なんか割に合わない。




ん?


待てよ。



優介浮気したの?


確かにシャワーと優介の声がしたけど、エッチしたのかな?


私なんか電話の女の言うこと信じ過ぎてない?


誰かもわからない女の言ったことばっかり信じてる。

冷静になればなるほど頭の中には疑問が浮かんできた。